当院で使用しているマイクロスコープ
Carl Zeiss製 OPMI pico MORA
しかし、高精度な顕微鏡歯科医療の提供には、それなりの訓練期間が必要です。したがって、一応マイクロスコープを設置はしているが、たまにしか使わないや、器材・術式・治療に対する考え方など、肉眼のみで治療を提供している時と何も変わらなければ、その効果を十分に発揮できず、けっして良好な結果は得られません。
日々精進し、多くの経験や努力を積み重ね、マイクロスコープ中心の診療スタイルが確立できてはじめて、精度の高い顕微鏡治療が提供できるのです。
※全国各地から多くの歯科医師・歯科衛生士が当院主催の研修会に参加され、皆素晴らしいマイクロデンティスト・マイクロDHへとステップアップしております。
当院院長は日本顕微鏡歯科学会の認定指導医です。
(令和6年6/12現在、全国で41名、茨城県内で唯一)
当院歯科衛生士 比留間は日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士です。
(令和6年6/12現在、全国で168名)
日本顕微鏡歯科学会のサイト
http://kenbikyoshika.jp/ninteii.html#shidou
日本においてマイクロスコープが歯科に導入されるようになったのが1990年代半ば。つまり、約30年の歴史です。
院長は勤務医時代より、いち早くマイクロスコープの有効性を感じ、22年以上、国内外において日々研鑽を重ねながらマイクロスコープ治療を多くの患者さん、さまざまな症例に提供してまいりました。
現在、より多くの患者さんのご要望にこたえられるよう、上記歯科用マイクロスコープ複数台体制で、低侵襲かつ高精度に対応しております。
2010年 Dr. John West Mastering 3D Cleaning, Rotary Shaping, and 3D Obturation Course受講時、John West先生と(米国ワシントン州タコマ)
従来、手鏡などで行ってきた症状や治療内容の説明にマイクロスコープを用いると、術前・術中・術後の様子を拡大された動画として見ていただけるため、よりわかりやすい説明が可能です。
マイクロスコープによって拡大明視野下での処置が行えるので、歯の削りすぎの防止、歯の周りや根の中の感染源の的確な除去、冠や詰め物をより精密に行うことができます。
定期診査時にマイクロスコープを用いることで、磨き残し・歯石・虫歯・冠や詰め物の不適合などを早期に発見しやすくなり、問題を大きくしないうちに対応できるので、長期的に患者さんの口腔内健康維持がはかりやすくなります。当院では、歯科医師に限らず、歯科衛生士もマイクロスコープを用いて対応しているので、よりハイレベルな口腔衛生管理が提供できております。
いくらマイクロスコープを用いても、受診される患者さんの日々の口腔衛生状況が改善されなければ、精度の高い治療は提供できません。
たとえば、歯型を採ろうと思っても、歯茎の炎症がひどく出血があった状況できれいな歯型など採取できません。つまり、精度が下がってしまいます。歯科治療は決して簡単ではないことをご理解ください。
※マイクロスコープを用いた診療の多くは保険外診療です