長尾歯科スタッフ一同は、日々快適な生活を送るために欠かせない”口腔”という器官を守るため、“Back to the BASIC”という基本理念を掲げ、患者さんに質の高い治療およびプロフェッショナルケアを提供しております。
今日の歯科医療では、健全組織の保存と外科的侵襲を最小限にする、Minimal Intervention Dentistry(MID)が大変注目されております。当院ではより精密な“MID”を実現するために、歯科用手術用実体顕微鏡『マイクロスコープ』を用いた顕微鏡歯科医療を提供し始めて19年が経ちます。勤務医時代を含めると、22年以上顕微鏡歯科医療に携わっております。
歯周病治療・歯内療法・修復治療・補綴治療など、毎日の歯科医療を拡大明視野下でより低侵襲・高精度に行うことにより、従来なら抜歯していたような歯においても、数多く助けることができております。これまでに患者さんはもちろん、学会などにおいても多くの高い評価をいただいております。
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虫歯や歯周病などで、患者さんのかけがえのない歯を“できる限り保存する” “削るなら最小限で正確に、そして、精密に詰める・被せる” “抜いたら的確に人工物で補う”などの歯科医療の基本を忠実に遂行しております。つまりこれが、“Back to the BASIC”です。
我が子に乳歯が初めて生えてきたとき、また、自分の乳歯が永久歯に生えかわったとき、家族みんなが祝福し、笑顔で記念写真を撮ったりしたのではないでしょうか。それなのに、いつの頃からでしょう、”忙しくて子供の歯の仕上げ磨きをしてあげられない” ”歯と歯の間を磨くのは面倒” ”忙しくて通院できないので、抜いて入れ歯でも良い” など、祝福されたはずの歯に対し、悲しい言葉を投げかけるようになったのは。
近年、口腔内を不衛生・不健全にしておけば、全身にも悪影響を及ぼすことがわかってきております。それゆえ、”忙しい” ”面倒” なんてのんきなことをいっている場合ではなく、むしろ全身の健康のためにも口腔内の健康は欠かせないのです。”失ってはじめて歯の大切さを知ったよ” と後悔の言葉を耳にすることも少なくありません。もう一度、”あなたの歯” について真剣に考え、当たり前と思わず、そのありがたみを噛みしめてみませんか。
ホームページなどで、”当院は無痛治療を行っています”とのメッセージを発信されていることをよくみかけますが、本当に無痛治療は可能なのでしょうか?なぜなら、症状によってはどうしても痛みが伴ってしまう処置もあるからです。
たとえば、放置しすぎて急性症状がひどくなってしまった虫歯や、歯の根の治療のときには、患者さんにつらい思いをさせてしまうこともあります。したがって当院では、あえて”無痛治療”とはうたっておりません。”極力痛みの少ない丁寧な治療”が提供できるよう努力しております。
患者さんにとって、”歯医者=痛い”というイメージがあると思います。特にその中でも”麻酔”という言葉を聞くだけで嫌という方もおられるかも知れません。痛みのほとんどない麻酔だったら、もっと歯科医院に通えるのに、という方も少なくないと思います。
麻酔注射が痛いのには、いくつかの理由があります。それをひとつずつ丁寧に取り除くことができれば、実はほとんど痛みを感じない麻酔注射が可能です。表面麻酔塗布や電動注射器使用よりも、丁寧な麻酔注射の技術が重要です。しかし同時に、患者さんの口腔衛生状況が悪い場合には、どうしても痛い麻酔になってしまったり、治療途中に麻酔が切れてしまうこともありますので、日頃から丁寧な口腔衛生管理に努めていただきたいと思います。
口腔内の疾患のほとんどは、親から受け継いだ先天的要因よりも、口の中に対する自己管理、つまり、後天的要因が大きな割合を占めています。 たとえば、長い間歯に穴があいていたものの痛くなかったから” ”歯ブラシの度に歯茎から出血しているのに忙しいから”など、毎日使う口だからこそ、その変化や現状に気づいていながら、そのまま放置してしまった覚えはありませんか?
当院のコンセプトは、上記のとおり、“Back to the BASIC”を基本理念とし、より丁寧な診療を心がけております。 したがって、患者さんご自身が長期間放置してしまったり、複雑な問題を抱えてしまった口腔内を、健康な状態に回復させるためには、どうしてもお時間が必要です。それゆえ、我々が何度ご説明しても、”忙しくて歯と歯の間を磨く時間がない” ”とりあえず痛みがおさまればいい” ”何日も前から歯に我慢できないほどの激痛があるので、今日の18時30分以降に診てほしい” ”今すぐ診て!、待つなら他行く” ”たかが歯の治療になんでそんなに時間やお金がかかるの?” ”歯ブラシの話は前にも聞いたからもういいよ” ”簡単にざっと治して!”など、口の中に対してあまり高い価値を感じていただけない方のご期待には沿えないと思います。
歯に対する価値観は人それぞれであり、いずれも間違ってはいないと思います。長尾歯科スタッフ一同は、親から授かったかけがえのない歯に対し、非常に高い価値観をもって日々臨んでおります。来院される患者さんにおいても、たとえば、ご都合により遅刻やキャンセル、予約変更などの際、事前にお電話でのご連絡をいただける患者さんのほとんどは、口腔内に対して高い価値観をお持ちのうえ、我々にとても協力的で良識のある方々です。そのような患者さんにしっかり対応するため、予約制にすることで治療・説明時間を十分に確保し、極力精度の高い歯科医療を提供するよう努めております。したがって、無断キャンセルや遅刻などを繰り返す方には、しっかりした答えを出せないばかりか、我々に協力的な多くの患者さんにも多大なるご迷惑をおかけすることになります。
もしも我々歯科医療従事者側が、”忙しくて説明する時間がない” ”とりあえずざっと治療したから” ”ご予約の患者さんに何も連絡せず勝手に休診した” などのような対応だったら、どのようにお感じになるでしょうか? 良好な結果に導くためには、我々と患者さんとの間の信頼関係の構築は欠かせません。そのため長尾歯科スタッフ一同は、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合っております。つきましては、来院される患者さんにも口腔内に対する価値を我々と同じように感じていただき、歯科医療に対してさまざまなご理解とご協力をお願い致します。